医療脱毛クリニックでの他のスタッフとの関係性

今回は少し趣向が変わって、医療脱毛クリニックで働く際の他のスタッフとの関係について書いてみます。

医療脱毛クリニックでの勤務中はほとんど診察室の個室で一人で過ごすことになるため、スタッフの方と関わる機会は正直多くはありません。出退勤時、スタッフがお客様を診察室にご案内するときなど、時間にすれば本当に僅かな時間です。

突然ですが、他のスタッフの時給や、仕事内容と先生のそれを比べて考えてみたことはあるでしょうか？先生の時給はおよそ1万円ほど、一日勤務すれば8－9万円貰えます。少しの時間カルテの記載やお客様と話をして、他の時間は一日中個室で座って、好きなことをしていながらです。

対して他のスタッフ一日勤務して１.5万円から多くて2万円ほどでしょうか。時給にすれば2000円台です。立っている時間の方が長く、当然ですが、好きなことをするわけには行きません。一日お客様に脱毛の機械を当て、カウンセリングを行い、様々な雑務もこなしています。医師より早く出勤してオープンの準備をして、医師が帰ったあともクリニックを掃除しています。

そのため医師に対してどうしても、自分よりも楽な仕事で、高給をもらってズルい、というようなネガティブな感情を持っている人もいます。人間としてみれば、それは普通の反応なのかもしれません。

資格の違いといえばそれまでですが、同じ職場にいながらここまで違う待遇では、不平や不満をこぼしてしまってもおかしくないと思います。どうか先生方には、スタッフさんに対して優しい気持ちで接して上げて欲しいです。

特に決して怒ってはいけません。多少おかしな質問をされても、以前にも聞かれたことを再度聞かれても、多少のことは目をつぶりましょう。

関係を良くするコツ

スタッフさんと関係性を気づくコツは本当に単純ですが、挨拶をすること、キチンとした身なりで出勤することです。

挨拶をするだけで驚かれたことがありました。それだけドクターは他のフタッフに声をかけることがないのでしょう。最初は反応が薄いことがあっても、繰り返すと返してくれるようになります。

身なりについては、社会人として仕事をする格好で行きましょう。白衣やスクラブに着替えるからといって、シャツや短パンで行くとさすがに痛い視線を浴びることになります。私は考えるのが面倒なので、いつもスーツです。とあるクリニックにスポットで行った際、スタッフさんから非常に驚かれました。お客様と間違えられたこともありました。それだけ皆さんラフな格好で出勤しているのかもしれません。。。

逆に言うと、上の２つを気をつけるだけで、他のドクターに差をつけることができます。普通にしているだけで、しっかりしていると一目置かれるようになります。

私の体験談

私の経験ですが、はじめから特に嫌な目にあうようなことはありませんでしたが、なんとなく居心地の悪さを感じた時期はありました。自分の中にも、ラクな仕事の割に高給をもらっているという負い目があったのかもしれません。私は挨拶と身なりを整えることをしながら、決して怒らないように努めました。他のドクターが別の日に残した仕事を頼まれたときもすぐに引き受けました。他の職場なら自分の仕事ではないと突き返すこともできたでしょう。しかし信頼を得るチャンスと思い快く引き受けました。休憩時間でも何かあればいつでも声をかけてもらって良いと伝えました。

勤めてから数ヶ月したところで、不思議と居心地の悪さはなくなりました。スタッフも挨拶を返してくれます。スタッフとのコミュニケーションもスムーズになり、仕事もやりやすい環境です。

先生方も、もしかしたら、私のような居心地の悪さを感じる時があるかもしれません。そこでこちらが意地をはってしまうと関係が悪化してしまいます。そのようなときは今回の記事が参考になれば幸いです。