後期研修中の医療脱毛クリニックでの勤務

後期研修中の医療脱毛クリニックでの勤務

今回は後期研修中の先生が医療脱毛クリニックにてお仕事をする時についての記事です。
後期研修医は初期研修医と異なり、アルバイトが可能です。医局に所属している場合は、医局が紹介してくれる場合もありますし、独自に勤務先を探して働かれている先生もいらっしゃいます。

後期研修中の先生の場合医療脱毛クリニックで働く場合、どのような形態が考えられるでしょうか?結論から言うと、多くの先生が可能なのはスポット勤務だと思います。
後期研修中は基本的に週5日の常勤形態で、土日も日当直が入ることがあり、定期の非常勤で働くにはハードルが高いです。しかしスポットであれば、先生が空いている日時に募集があれば、医療脱毛クリニックで働くことが可能です。
後期研修中の給与は仕事の忙しさの割に低めなところが多いです。その割に専門書や学会費など、出ていくお金は多めです。月に1回でも常勤の他に収入があると、かなり違うと思います。
医療脱毛クリニックのお仕事は診療科も問いません。皮膚科や形成外科でない先生でも全く問題なく可能です。知識や経験的には初期研修を終えている先生であれば全く問題ありません。

ところで後期研修になるとアルバイトをすることが可能になりますが、医局が手配してくれるようなものを除き、自発的にアルバイトする先生はどれくらいいるのでしょうか?私の経験ですが、私の周りには後期研修中にアルバイトをする先生はほとんどいませんでした。日々の診療が忙しいというのもありますが、そもそもアルバイトをするという発想がない先生もいました。実際私も初めてアルバイトをしたのは後期研修がほぼ終わりの時期でした。意外にも後期研修中にアルバイトに励む先生は多くないのかもしれません。
また自分の慣れていない職場に飛び込むのもハードルが高いのかもしれません。若い世代の先生でも保守的な先生は少なくないので。まず最初にアルバイトを始めるなら、難易度が低い、健診または医療脱毛クリニックがおすすめです。これらは医学的に難しい判断を求められることはまず無いので、安心してチャレンジできます。余談ですが、健診のアルバイトの経験がない先生で特殊健診のアルバイトを敬遠する傾向がありますが、特に難しいことはありません。問診票に聞く項目は書いてありますし、マニュアルを用意してくれたところもありました。腱反射の診察も、膝蓋腱反射がみれれば大丈夫でした。

少し特殊なケースですが、後期研修中も非常勤を目指す方法もあります。常勤の仕事を週4日にできれば、週1回は定期非常勤で働くことが可能です。もちろん専門医取得までの年数が増えますが、焦って研修を終える必要がなければこのような形態でも、場合によっては相談に乗ってくれる病院もあります。大学医局では難しいかもしれませんが、市中病院の後期研修で、規模が小さい病院であれば、思いのほか様々な相談に乗ってくれるケースはあります。現在は女性医師が増えたこともあり、キャリアも多様化しています。男性医師の育児休暇も少しずつ増えています。このような傾向はますます加速すると思います。

特におすすめは総合診療科です。総合診療の研修は学会も多様なキャリア形成を認めているので、子育て等での研修の中断、再開も可能です。また上記のように、場合によっては週5日勤務でなくても相談に応じてくれる病院もあります。もし初期研修中で後期研修先を迷っている先生がいらっしゃれば、総合診療科を考えてみても良いと思います。他の診療科に比べると研修期間も3年と短めで、在宅診療や施設管理でも総合診療のニーズは高く、開業に踏み切ることも可能なので、将来的な選択肢も豊富と思われます。

やや話がずれましたが、結論としては、後期研修中の先生が医療脱毛クリニックで働く際は、基本はスポット勤務になるでしょう。医師求人サイトに先生が勤務可能な日時で検索してみましょう。またメールマガジンも登録しておくと、直前でキャンセルになった場合の勤務先の情報も入手できます。医療脱毛クリニックは何故か直前に募集がかかることも少なくないので、チェックする価値はあるでしょう。

後期研修が終われば定期非常勤として働くことも良いと思います。